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オーガニックハウス 家づくりの知識

オーガニックハウスFSM三重中央が家づくりの知識について発信していきます。

空間にドラスティックな流動性をもたせた住まい

敷地を持つ住まいだからこそできる住まいの空間づくり。 それは、住まいを三次元でとらえることから始まります。
従来の住まいは、得てして住まいを立体的に考えるのではなく二次元の平面図を見て間取りづくりをしてしまいます。そこには人が立ち、歩き、寝るという立体的なイメージは全くありません。

空間にはドラスティックな場面が多く存在します。
リビング、廊下、玄関、吹き抜けなど多くの空間がありますが住まいの本質は床、壁、天井という形状的要素ではなく、それらによって囲まれている空間が住まいの本質なのです。

窓や出入り口の開口部を天井の高さと同じ高さまで持ってくると向こうまで続く天井面が見えることで空間に繋がりを持たせることができる。
又、リビング、ダイニング、キッチンなどのアクティブエリアは建具のないオープンスペースとすることでそれぞれのコーナーが独立しつつも例えば、母親がキッチンで調理しながら子供の気配を感じ取ることにより常に家族、子供への愛情を確かめることができる。

更に、出入り口や通路の天井高を絞り込むことで、そこを通過すると突然、大きな視界、空間が出現します。
通路幅、高さに緩急をつけることにより、それまで画一的な天井高、通路幅であり何も感動のなかった住まいの空間をドラスティックに深みをつけることができます。

 

住まいの内と外との一体化を表現した家づくり

住まいは従来、守り閉ざすことにより外界と遮断し安全を優先したのは周知の事実であるが安全、安心が満たされるならば外界と住まいは逆に解放されるべきであり自然を室内に招き入れるべきである。

景観、自然、環境と建物は一体化することにより心地よい住まいを体感できる。
風や光、そして景観や植栽までも室内に取り入れ、招き入れることにより時の移ろいや四季を感じ取ることができ住まいの延長線上に自然を感じ、自然の延長線上に住まいを感じる至福の時を実感できる。

住まいは自然と一体になることで人が人として生きる喜びを享受できる。
例えば、室内の天井と室外の軒を揃え境界を取り去ることによる繋がり感、室内の床と室外に繋がるウッドデッキ、クリアーストーリーやハイサイドウィンドウによる自然光からの反射光の取り入れ、ガラスを巧みに使うことにより室内と庭の関係は時には住まいは庭の一部になったり、庭は住まいの一部になったりする。

室内の壁が室外に延長することによる外界との一体感、敷地からの最高の景観を借景として取り入れる技法などで自然と家の一体化が可能となり住まい全体に落ち着きと安らぎを得ることができるのです。

調和の取れた完結性のある家づくり

家はパーツおよびピースの集合体として考えてはならない。
高価なキッチンのデザインと色調が周囲とかけ離れたものならば、それはもう住まいとしての本質を壊しているだけである。
ただ悪趣味な置物と同じである。

花が花として美しいのは花びらが集合体として完結され、調和された統一性が表現されているからである。
花びらの中の1枚だけが異彩を放てばそれは、もはや花としての美しさを放棄し奇をてらった存在になってしまう。調和とは環境、景観、自然、素材、時の経過などがすべて住まう人と調和することである。

根源的には調和のある家は部屋をピースとして考えてはいけません。
そして設備をパーツとして考えるのではなく、すべて一つのものとして表現された時、初めて調和のとれた全体としての家の美しさが表現されるのです。

又、ダイニングや書斎などの機能を持つ空間には半円形の平面を取り入れればリズミカルに連続していながら独立したスペースを確保できる。
建物内部の円形の平面は同時に外部ファサードに豊かな表現を醸し出す。
そして更に、家とそこに住まう人の生活とが調和したとき、この新しい家に移り住んだ人は、やがて根をおろし、家とともに成長を続けていくのです。

素材の本質を残した単純美の組み合わせによる家づくり

家の輝きには、その家が持つ風格が必要であるが新築時に風格を醸し出すのは難しい。永い歳月を重ねなければ風格とは言えない。多くの年輪を経てようやく輝きだすものです。

現代の住まいには永い歳月を経て輝きだすような住まいは数少ない。多くは経年変化により朽ちていく住まいのほうが多い。

住まいは、木、石、煉瓦などの自然素材であれば温もりや手触り感などの質感のある厳選された素材を使用しなければならない。
ガラス、鉄、コンクリート、樹脂などの人工素材であれば例えばガラスの使用によって室内空間、外部空間が明らかに自然に見えたとき、建物を庭の延長とし、又、庭を建物の延長とできる。青空も地面もガラスにより

室内空img_04.gif間の重要な要素となり得る。

 

いずれにしても素材の本質を見極めて使用することは言うまでもない。それは高価、希少であるという価値観とは異質なもので質感、色調と使用法という縦糸と横糸で織られた織物のように絶妙な組み合わせによってデザインされ、表現されなければならない。

 

故に温もり感のある木、重厚感のある天然石、吟味された使用法による人工素材において整理された素材の本質を残した単純美の組み合わせにより家は経年変化により輝きを増して醸成され、その家の風格は醸し出されるのです。

 

 

 

水平ラインの広がりを強調した家づくり

水平線や地平線を眺めると何を感じることができるだろう。安定感、安心感、広がり、安らぎは間違いなく感じ取ることができるだろう。
この感覚を住まいに取り入れてもやはり同様な感覚を感じ取ることができる。

どのように水平感覚を強調するかというと建物の高さを抑え、緩い勾配の屋根で建物全体を覆い、その延長線上に軒を持ってくる。当然、軒は深くなり、外から見上げると屋根そのものは見えず水平ラインのみが視界に入る。
深い軒は雨風を凌ぐという役割はもちろんのこと、建物に奥行を与え、外観においては豊かな陰影、室内においては守られているという安心感を生みだします。

又、水平感は軒だけでなく連続する窓の配置、鼻隠し、モールディング、腰壁、煉瓦積みにおける横目地の強調などにより水平要素を引き出すことができる。これは建物内部においても同様であり造り付け家具などは水平感を強調した造作となる。

 

 

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風景と大地に生える家

敷地から建物の顔の位置、高さ、最高の景観を探し出し周囲の風景と溶け込むような配置、色彩、素材を考える。
例えば、通りから見える建物の顔の位置、見せる角度を威風堂々と主張して他を圧するがごときの顔を主張するのではなく、謙虚さを加え周囲との融和を図る顔づくりをする。
建物の高さについても低く抑えることで大地に抱え込まれるような安定感を醸し出す。
そして色や素材は周囲の家、通り、木々、街並みから遠方の樹木、山、空にいたる風景も取り込んで違和感なく調和するものを検討しなければならない。img_02.gif